一般社団法人日本ポジティブ行動支援ネットワーク(APBS-J)は、株式会社シーアイ・パートナーズとコンソーシアムを組み、休眠預金活用事業の助成採択団体に選ばれました。本事業では、障害児通所支援事業所における支援の質向上を目的に、科学的エビデンスに基づく「応用行動分析学(ABA)」と「ポジティブ行動支援(PBS)」の普及を進めます。
株式会社シーアイ・パートナーズは、2015年11月25日に設立され、特別なニーズを持つ方々への総合的なサポートを提供する企業です。同社は、「すたぁりっと」(児童発達支援・放課後等デイサービス)や「TECTEC」(自立訓練・就労継続支援A型B型・就労移行支援)など、多岐にわたる事業を展開しています。 これらのサービスを通じて、未就学児から社会人まで、特別なニーズを持つ方々の成長と社会参加を支援しています。同社が掲げる使命は、「障がい者」という言葉をこの国から無くすことです。現在、大阪・兵庫・東京で全27事業所を展開し、関西圏を中心に事業を拡大中です。
https://ci-partners.jp
障害児通所支援事業所では、子どもに適した支援が求められますが、スタッフが十分な研修を受けられる機会が少なく、支援の質にばらつきがあるのが課題です。また、学校や家庭との連携が不十分な場合、支援が継続しにくい現状があります。本事業では、ABAやPBSの専門知見を普及させ、支援の質を向上させることで、すべての子どもが適切な支援を受けられる環境を整えます。
支援スタッフ向けに、ABAやPBSを活用した実践的な研修を提供します。座学だけでなく、実践的なトレーニングを取り入れ、現場で活かせるスキルを習得できるプログラムを構築します。
福祉-家庭-学校がスムーズに情報共有できるツールの開発・導入を進め、支援の一貫性と継続性を高めます。これにより、子どもがどの環境でも適切なサポートを受けられる体制を整備します。
✅ 支援の質向上:専門的知識の普及で、スタッフのスキル向上
✅ 子どもの成長促進:科学的根拠に基づく支援で、適応力や生活スキル向上
✅ 持続可能な支援ネットワークの形成:事業所・学校・家庭の連携強化
この取り組みは、全国の障害児支援のモデルケースとなることを目指しています。今後も研修や支援ツールの改良を重ね、全国の事業所へ展開し、より多くの子どもとその家族が安心して暮らせる社会の実現に貢献していきます。
2025/03/18