日本語版(暫定版)DSFIとSSFIのご紹介

District Systems Fidelity Inventory (DSFI)とState Systems Fidelity Inventory (SSFI)は、自治体規模で学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)の普及を促進し、実践校をサポートしていくには、どのような体制が必要かを示した指標です。各項目について0~2点で評価し、改善計画を立て、実行し、再度評価する、というサイクルを回すためのものです。

 

活用上の留意点は本ページ下部に示しておりますので,ご確認ください。

DSFI_日本語版(210927版)

 

SSFI_日本語版(210927版)

 

DSFIとSSFIは原版も暫定版であるため、今回の日本語版もあくまで「暫定版」となります。日本語版DSFI、SSFIは無料で使用可能です。ただし,使用したことを論文等で報告する場合には下記の引用情報を記してください。

 

【日本語版(暫定版)DSFIとSSFIの引用情報】

 

日本ポジティブ行動支援ネットワーク (2021). 日本語版District Systems Fidelity Inventory (DSFI). Retrieved from  https://apbsjapan.org/
日本ポジティブ行動支援ネットワーク (2021). 日本語版State Systems Fidelity Inventory (SSFI). Retrieved from  https://apbsjapan.org/

 

また、訳語については以下の点をご了承ください。
・Districtは米国独自の行政区分であり、日本の教育システムを考えた際に「市区町村」が訳語として今回は適切であると考え、そのように訳しました。
・Stateは「州」ですが、SSFIを実際に日本でも使って頂きやすいように、敢えて「都道府県」と訳しています。
・原文中の「PBIS」は、基本的には「SWPBS」に変更してあります。
※「学校規模ポジティブ行動支援」という訳語との整合性のためと、PBISとPBSは同義である(Dunlap et al., 2014; 大久保・辻本・庭山, 2020)ことから。
・文中に頻繁にあらわれる「コーチ」とは、SWPBS実施校に対して実践的な指導・助言を定期的に行う人材を指します。米国では、学校内部の人材としてSWPBS実施をリードする「内部コーチ」と、学校外部から専門的な指導・助言を行う「外部コーチ」の2つに大きく分けられます。翻訳版では、原版そのままに「コーチ」としています。
・Leadership teamは、わかりやすいように「推進チーム」と訳しています。
・Professional developmentは、研修ではなく、基本的には「職能開発」と訳しています。 

 

 

2021/09/29

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